パブリックアートスペース | アート展示会 | パン パシフィック シンガポール

パブリックアートスペース

パブリックアートスペース

パブリックアートスペース

Level 2, 7 Raffles Boulevard, Singapore 039595(シンガポール)

T: +65 6336 8111

パブリックアートスペース
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2階

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220㎡

パブリックアートスペース

パン パシフィック シンガポールの2階に位置し、眼下にグランドアトリウムが広がるパブリックアートスペース。広さ220㎡のこのスペースはアートコレクション専用の展示会場で、海外や現地で活躍するアーティストの作品が定期的に入れ替わります。

パブリックアートスペースの新設は、地域社会に対する当ホテルのコミットメントに従って決定されたものです。特に現地の芸術をできるだけ利用しやすい形で支援し、その作品を一般公開して楽しんでいただくことを目的としています。

現在の展示

SEE:インプリシット・オーダー —— 断片から全体へ
ヒラリー・リー 個展

《SEE:The Implicate Order》では、シンガポールを拠点とするアーティスト、ヒラリー・リーが、時間・空間・意識を超えた万物の相互連関について、鑑賞者を静かな思索の旅へと誘います。感性豊かなミクストメディアとコラージュ作品を通じ、本展は一見対立する要素の繊細な調和を探り、分断の時代における“全体性”への視覚的瞑想を提示します。

展覧会タイトルと概念は、物理学者デヴィッド・ボームの「インプリシット・オーダー(内在的秩序)」理論から着想を得ています。それは、すべての存在が内的に結びつき、より深く不可分な全体から生じているという考え方です。

その視点から、リーの作品は深層的な統合の領域への入口となります。光と影、理性と情動、自分と他者などの二元性は、矛盾ではなく、より大きな連続体の一部として現れます。

現代は断片化が特徴づける時代であり、想像力と理性、個と集団、人間と自然はしばしば切り離されています。こうした背景の中で、リーの作品は再認識と再接続を促します。そこでは素材、思考、記憶が重ねられ、破かれ、再編成され、捨てられた断片が新たな生命を得て蘇ります。

視覚的に豊かで質感に満ちた作品群は、意図と直感の両方に導かれながら形成されています。ひとつひとつの作品は、悲しみと美しさ、断裂と光を内包しながら、より慈しみに満ちた世界の見方へと歩み寄ります。

会期:2025年12月2日 〜 2026年3月1日
会場:パン パシフィック シンガポール 2階 パブリックアートスペース

作品に関するお問い合わせ・ご購入については、以下までご連絡ください:
Sundial Studios
電話:+65 9323 6206
メール:hilarylee.panpacific@sundialstudiossg.panpacific.com.panpacific