サステナビリティ | パン パシフィック オーチャード

サステナビリティに対するコミットメント

シンガポールを象徴するオーチャード地区のショッピングベルトにそびえ立つパン パシフィック オーチャード。緑あふれる聖域とアジアの優雅なおもてなしの精神が融合し、他の模範となる建築設計は、内部に自然を取り込むことで、自然の中の都市と呼ばれるシンガポールを代表するユニークな地位を獲得しています。

熱帯にある高層ホテルの新たな試みとして、WOHAにより構想されたパン パシフィック オーチャードは、シンガポールでも数少ない、環境重視型のラグジュアリーホテルです。ホテルの大胆な建築手法は、デザインと自然がよどみなく調和し、 ホテル全体を通じて採用された意識的な実践活動に裏付けられています。 

生命への愛情を込め設計されたパン パシフィック オーチャードは、持続可能なおもてなしの精神と優雅なラグジュアリーを掲げるパン パシフィック ホテルズ グループのビジョンを具現化し、シンガポール建築建設庁から、グリーンマークのプラチナ評価が授与されています。この評価は、設計および実績面で、環境サステナビリティのベストプラクティスを忠実に実践するプロジェクトを顕彰するものです。 

パン パシフィック オーチャードは、GHAディスカバリープログラムのグリーンコレクション会員として、サステナビリティにおける指導力が評価され、2023年には投票により「フェイバリット グリーンコレクション ホテル」に選ばれました。この栄誉は、持続可能な未来に向けたホテルの取り組みに加え、グローバルホテルグループとして、エコフレンドリーな実践活動と社会的責任への取り組みが評価された結果です。

こちらのファクトシートから、当ホテルのサステナビリティへの取り組みをご覧いただけます。

サステナブルツーリズムに関するGSTCマルチサイト認証を取得

パン パシフィック オーチャードは、GSTC認証を取得しています。権威のあるグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)からサステナブルツーリズムの認証を取得した実績は、当ホテルが持続可能なホスピタリティを先導し、環境に配慮したホスピタリティリーダーとしての立場を強化していることを裏付けています。

 
GSTC基準とは、持続可能な旅行および観光に関する絶対的な判断基準を具体化したもので、サステナビリティ計画、地域社会への関与、文化遺産の保存、環境保全などの重要な分野に重点を置いています。
 
さらに詳しくは、こちらのリンクにアクセスしてください。

ホテル内の緑地

シンガポールには、さまざまな風景を代表する4つの特徴的な環境があります。パン パシフィック オーチャードには、12,000㎡を超える緑地が広がり、それらの環境を表現したフォレスト、ビーチ、ガーデン、クラウドがお客様をホテル内へ誘います。

フォレストテラス は、美しい滝や池の水辺に育つ数々の熱帯植物があふれる森の中で、オーチャードの雑踏から逃れ、つかの間の休息をお楽しみいただけます。 ビーチテラス は、有機的な形状のエメラルドラグーンが広がる熱帯のオアシスです。海辺で見かけるヤシの木やハイビスカス、タコノキといった植生の間に、曲折する砂浜と砂の城のような大きな砂丘が配されています。 ガーデンテラス は、手入れの行き届いたガーデンが持つ雰囲気を表現し、枠状の通路がある正方形のGazebo(ガゼボ)としてホワイエが設計され、中央にあるブロンズ製の水の彫刻が目を引きます。クラウドテラス は、クレイモアボールルーム、スコットルーム、空に浮かぶ屋外イベントスペースを備え、都会的な雰囲気が漂います。各施設は銀色に輝く植栽や反射するプール、穴の開いた鏡天井の間に配されています。

部屋

低放射率コーティングガラスは自然の光をたっぷりと取り込む一方で、二重ガラスと組み合わせることで、同じ量のエネルギーを使用した場合でも、室内温度を摂氏2度ほど低く保ち、省エネを実現します。 

すべての客室と公共エリアには人感知センサーが設置され、インテリジェントな温度制御とエネルギーの効率的な使用を実現しています。人感知センサーが人の存在を検知しない場合には、客室の照明とエアコンの電源は切られます。 

全客室に室内浄水器とリサイクル用ごみ箱を設置し、お客様に持続可能な行動習慣を取り入れていただくよう奨励しています。

セルフ サステナビリティ

エネルギーや水、廃棄物といった建物の使用に伴う建築システムは相互に一体化されます。エネルギーについては、360枚の屋上太陽光発電パネルが建物のエネルギー使用量を補い、水については雨水を集めて緑地の水やりに使用します。さらに廃棄物については、バイオ消化槽装置により、食品廃棄物が洗浄水へその姿を変えます。

テラスの設計は、風通しや日陰、自然の日の光を自ら取り入れることで、エネルギーに対する全体的な依存度を軽減しています。重要な場所には省電力型のドライミストファンを配置し、エアコンや人工照明に頼ることなく、自然の光と新鮮な空気を生かしながら、ユニークなアーバンリゾートの雰囲気を醸し出しています。

緑地と水域の存在は、環境における緩衝材の役割を果たし、気温を下げるとともに、都市のヒートアイランド現象対策に効果を発揮します。植物は、大気質の制御や二酸化炭素の回収など、生態系にとってさらに貴重な役割を果たします。