メルボルンでのダイニング

ダイニングと言えば、メルボルンはオーストラリア-太平洋地域の羨望の的です。シティには世界で最高クラスのレストランやバーをはじめ、超一流のコーヒーを飲めるところもあり、オーストラリアのグルメの最大のブームの多くが生まれる場所でもあります。

Attica(アッチカ)

シティの南側の郊外のリッポンリーにあるアッチカは、ニュージーランド生まれのオーナー兼経営者のベン・シェウリーの努力により、スターダムを獲得しました。3人のシェフを抱えるこのレストランは、シェウリーが超天然素材にこだわり、高級志向のオーストラリアの奥地から採取した自然の食材をディナーに供することで文句のつけようがなく、世界のランキングで常に上位に入っています。カンガルー、シーフード、野生の果物、ナッツと、オーストラリアの土壌で育った最高級ワインやそのほか海外からの最高級ワインが見事な組み合わせで供されます。

Nobu(ノブ)

有名な日本人レストラン  ノブ が初めてオーストラリアに進出した先がメルボルンであったのはごく自然な流れでした。リバーシティの人々は、世界で最も食事を大切にし鑑識眼も高く、シンプルで品質の高い料理を高く評価する性質があります。定番料理は 味噌風味の黒鱈やハラペーニョを添えたイエローテールの刺身です。サウスバンクのレストランのにぎやかな地下空間とよく合っています。

Vue de Monde(ビュー・デ・モンド)

Rialtoタワーの55階にある ビュー・デ・モンドのあらゆるディテールが心の中にある思いを引き出そうとします。店内に足を踏み入れると、暗いブラックのペイントの装飾に、カンガルーの皮革、つり下げられた照明などが神秘的な感覚を作り出し、それがシティの最高の眺望によって鮮やかにマッチし、ほかのどこにもないディナーパフォーマンスに仕上げます。運がよければ、アラカルトのメニューまたは試味メニューから食事を選べます。モダンなオーストラリアの設えの専門シェフがメルボルンの東に40キロ進んだところに所有している農場から採れたての新鮮な食材をふんだんに使用し、空想的な幻想的で豪華な料理を通して腕を発揮します。

Chin Chin(チンチン)

至る所にレストランのごちそうがある中、なぜ125 Flinders Laneにタイのレストラン兼バー チンチン は2011年にオープンしたときから長い行列が絶えないのか、疑問に思うでしょう。その答えは質と量。すべての料理が実際にバンコクで食事しているのと同じ経験を味わわせてくれるからです。照明を暗く落とした空間にポンピングチューン、明るい色のカクテル、ワールドクラスの軽食というシェフのベンジャミン・クーパーが編み出した演出は、絶対に待つだけの価値があります。

Rosetta(ロゼッタ)

オーストラリア出身の有名シェフのニール・ペリーで人気のサウスバンクのイタリアンレストラン ロゼッタのメニューは、イタリアの地方を広く旅した彼の経験からインスピレーションを得ています。クラシカルなイタリアンとクラシカルなペリーの両方が新鮮かつ巧みに作り上げられた料理の原料となっています。舌鼓を打つ料理をのせたすべてのお皿に驚きがあります。トップシェフの彼が育ててきた帝国でイタリアンな賭けに出るまでには非常に長い時間がかかりました。魚介類を毎日選ぶのは常に喜びであり、ダイニングスペース自体が遊び心に満ち、イタリアンルネッサンスの装飾的な建築にしたことにもうなづけます。

Cumulus Inc.(キュムラス Inc.)

Flinders Laneにある キュムラス Inc. はオールデイレストランで、高い天井とふんだんに差し込む光が、美味しい料理と同じくらい引き寄せる力があります。シェフのアンドリュー・マコーネルが2008年にオープンした同店では、マコーネルが完全なイングリッシュブレックファーストのようなクラシカルな料理をとり入れたごちそうが供されます。チーズや新鮮な殻を取ったばかりのカキなど、調製食料品店で厳選する食材はその時々で変わります。では深夜の食事、あるいは仕事の後の一杯なら?  キュムラスの上階 に上ると、バーのつまみやワインなど贅沢なセレクションが待っています。

Dinner by Heston(ディナー バイ ヘストン)

グローバルに活躍するシェフ、ヘストン・ブルーメンタールがサウスバンクに設けた受賞歴もあるメルボルン セットアップ ディナー バイ ヘストン 。考え抜かれた、劇的で、間違いなく美味の料理が供されます。中世の英国の食堂車を再現したかのようなユニークなアイデアに現代的なひねりを効かせ、自然な形で歴史に息吹を吹き込んだエキサイティングな方法です。ディナーは各コースの由来やオーストラリアの海洋が生み出す味わいの説明から始まります。奥地と菜園の収穫物は、アワビ、カンガルー、エスカルゴなどの主役の食材との相性が考えられています。